CFPタックスの出題傾向を丁寧に分析|頻出テーマがひと目でわかる

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こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。

CFPタックスは、毎回の出題形式が異なり「傾向がつかみにくい」と感じる方も多い分野です。

ですが過去4回分の問題を分析すると、繰り返し出題されているテーマ1回限りのテーマがはっきり見えてきます。
また、大問1だけは2回連続で、ほぼ同じ形式で出題されており、確実に得点したいポイントです。

この記事では、テーマ別に出題傾向を整理し、優先的に対策すべき分野をわかりやすくまとめています。
効率よく得点を狙いたい方は、ぜひ参考にしてください。

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【追記】2025年6月実施の第1回試験(2025.1)について

大問1の資料が前回までのグラフがなくなり、源泉徴収票のみが与えられていました。
出題内容は、前回までと大きく変わりはありませんでした。

問3のリース取引に関する問題は、直近4回では出題されていませんでした。

問5の問題18、自己株式買取りも直近4回での出題はありませんでした。
問6の問題22、立ち退き料などに関する所得税の問題も見かけませんでした。

ほかには、問8問題27の医療費控除の問題でベビーシッター代が資料に含まれるなど、少しひねりがある問題もありました。

CFPタックスはどんな内容?

CFPタックスは、資料が与えられて税額や控除額などを計算する問題が出題されます。
計算自体は複雑ではありませんが、税金の種類が多いので、問題に応じた解法を多く覚える必要があります。

合格率は比較的安定していて36%~37%あたりを推移。
合格ラインは、最近は20問台後半から30問ほどとなっています。

出題の傾向は?

  • 問題数:全50問(大問が19~22問)各2点の100点満点
  • 大問が多いので、出題テーマも毎回少しずつ入れ替わる
  • 直近2回の大問1は同じ問題構成
  • 毎回出題されているテーマは6テーマほど

同じテーマでも出題パターンは複数あるので、複数回分の過去問演習がおすすめです。

また、回によって出題されるテーマの順番も少しずつ違うので、より時間配分に気を付けるべきだと思います。

2024年度の大問1 引用:CFP試験問題(https://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/files/2024_02_CFP02_q.pdf)

出題内容(例:2024年第2回)

2024年第2回は、直近4回の中でも一番多い22問の大問がありました。
太字は過去4回ともに出題されているテーマです。

  1. 源泉徴収
  2. 不動産所得
  3. 給与所得者
  4. 事業所得 
  5. 個人の事業について
  6. 譲渡所得
  7. 一時所得
  8. 株式の譲渡所得
  9. 譲渡所得
  10. 所得控除
  11. 損益通算
  12. 住宅ローン控除
  13. 純損失の繰越控除
  14. 課税総所得
  15. 所得税額の計算
  16. 青色申告 
  17. 消費税
  18. 個人事業税
  19. 役員給与の損金不算入
  20. 法人税の損金不算入
  21. 法人と役員間の譲渡
  22. 貸借対照表

よく出るテーマまとめ

毎回出題されているテーマと3回出題されたテーマをまとめました。

毎回出題されているテーマ

  • 株式の譲渡所得
  • 所得控除
  • 住宅ローン控除
  • 個人事業税
  • 役員給与の損金不算入
  • 法人税の損金不算入
  • 法人と役員間の譲渡

4回中3回出題されているテーマ

  • 個人の事業について
  • 事業所得
  • 譲渡所得
  • 所得税の計算
  • 消費税

対策のポイント

毎回出題されているテーマを中心に解説します。

株式の譲渡所得

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問6大問4大問8大問8

株式の譲渡所得は、3問~5問の小問で構成されています。
それぞれに取引金額などの資料が与えられます。
出題パターンが多い大問になるので、事前準備をしっかりして時間をかけすぎないように。

所得控除

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問9大問9大問10大問10

家族構成が資料として与えられ、配偶者控除や人的控除について問われます。
医療費控除が問われている回もありました。

金額を正確に覚えておくのが大切な問題。たまに、対象者が死亡した場合なども問われます。

住宅ローン控除

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問13大問11大問12大問12

購入した物件の資料が与えられる問題です。
流れは毎回同じなので、確実に抑えたい大問です。

個人事業税

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問15大問14大問15大問18

所得についての資料が与えられ、個人事業税を求める問題です。

2024年第1回までは各所得(事業所得、不動産所得)の合計金額が与えられていましたが、2024年第2回は所得の内訳が与えられています。


少し傾向が違う2024年第2回 引用:CFP試験問題(https://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/files/2024_02_CFP02_q.pdf)

役員給与の損金不算入

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問17大問16大問16大問19

役員給与の損金不算入についての小問が1問目にあり、そのあとに法人についての小問が1~2問続きます。
2問目以降の小問は、毎回違う論点が出されているので、いろんなパターンを演習しておきましょう。

法人税の損金不算入

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問19大問17大問17大問20

与えられる資料にボリュームがあるので時間配分に注意したい大問
計算すべき数字の見落としに注意したい。

法人と役員間の譲渡

2023年1回2023年2回2024年1回2024年2回
大問18大問18大問18大問21

個人の土地を法人に譲渡した場合の、個人の譲渡所得について問われる問題です。

法人税法上の土地の取り扱いについてもセットで問われるので確認しておきましょう。

CFPタックスの対策におすすめの問題集

CFPの試験対策にオススメの問題集は、FPK研修センターのCFP受験対策精選過去問題集です。
タックスは法改正が多い分野なので、法改正に対応されている精選過去問集がおすすめです!

CFP精選過去問集の特徴
  • 過去5年分のCFP試験からよく出る問題を厳選(約250〜300問)
  • 最新の法改正に対応済み
  • 問題ごとに難易度がわかるマーク、出題頻度がわかるマーク付き
  • 過去の出題項目リストを収録
  • 実力判定模試で本番同様の演習が可能

まとめ

今回は、CFPタックスの過去4回分の出題傾向について解説しました。

あらためてまとめると

  • 大問19~22問(全50問)
  • 毎回出題されるテーマが7つほど
  • 3/4回出題されるテーマが5つほど
  • 同じテーマでも出題パターンは複数
  • 過去問演習には、FPKのCFP精選過去問題集がおすすめ

CFPタックスは、出題範囲が広いので他の課目よりも過去問演習に時間がかかります。
早めの対策がおすすめです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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