こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。
FP試験を受験して、6科目ある分野それぞれに興味が出た方もいると思います。
どんな資格が、FPの次に勉強しやすいかな?
それぞれの分野と関連する資格を紹介しますね
今回は、FP資格と関連する資格を紹介します。
知識のレベルアップにぜひ参考にしてください。
FP試験6科目と関連する資格
FP試験6科目と関連する資格を紹介します。
金融と関連する資格
金融と関連する資格を紹介します。
証券アナリスト
証券アナリストは、経済状況などもとに企業を調査・分析し、投資の対象として価値があるかを評価します。
企業財務や市場経済について学習します。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
日本証券アナリスト協会が実施する通信教育講座を受講 | 第1次試験:マークシート 第2次試験:記述式 | 1次試験:年2回 2次試験:年1回 | 1次試験:46.5% 2次試験:44.6% (最新試験) |
NISA取引アドバイザー
金融業務能力検定のひとつのNISA取引アドバイザーは、NISAを取り扱う金融機関職員向けの資格です。
NISAの仕組みをはじめ、資産形成支援の役割や顧客本位の商品の販売について学べます。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | CBT試験 | 通年 | ー※ |
2024年10月に試験が始まったばかりの新しい資格です!
不動産に関連する資格
不動産と関連する資格を紹介します。
宅地建物取引士(宅建士)
は、不動産取引をする際に必要な国家資格。
宅建士だけが行える独占行為があります。
不動産関係の仕事に就く場合に特におすすめの資格です。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
日本国内に居住していれば誰でも可 | 筆記 | 年1回 | 17.2% |
ライフプランニングと関連する資格
ライフプランニングと関連する資格を紹介します。
社会保険労務士(社労士)
社会保険労務士(社労士)は、社会保険や労働に関する問題について学ぶことができる国家資格です。
不動産に関連する資格で紹介した宅建士と同じで、社労士にしか行えない独占業務があります。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
複数あり | マークシート | 年1回 | 6.9% |
年金アドバイザー
年金についての知識を深めたい場合は、年金アドバイザーがおすすめです。
社会保険制度の仕組みや、年金請求の手続き、支給要件などが試験範囲になっています。
年金アドバイザーの試験は。3級と2級が実施されていて、1級は実施されていません。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | 4級:マークシート 3級:CBT試験 2級:マークシート | 4級:年1回 3級:年2回 2級:年1回 | 4級:43.23% 3級:22.08% 2級:20.49% |
DCプランナー
DCプランナーは、確定拠出年金を中心に、年金制度について学ぶ資格です。
年金制度と合わせて、退職金制度や資産運用についても学べますよ。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
1級は2級合格者のみ | CBT試験 | 通年 | 2級:38.5% 1級:34.5~48.0%※ 1級は3分野あり |
公的保険アドバイザー
公的保険アドバイザーは、名前の通り公的保険について詳しく学べる資格です。
ねんきん定期便の説明を切り口にした提案力の向上をメリットとする資格なので、顧客対応を仕事とする人におすすめです。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | Web試験 | 毎月実施 | 非公表(合格基準は100点満点中70点) |
タックスに関連する資格
タックスに関連する資格を紹介します。
税理士
確定申告の代行や、税務書類の作成など税金に関する手続きをする国家資格です。
税理士にしかできない、独占行為もあります。
簿記(日商簿記)
簿記は、企業の資金の出入りをルールに従って帳簿に記載することです。
簿記を学習すると経理や財務についてわかるようになります。
簿記の試験ですが、試験会場で行われる統一試験とCBT方式試験の2種類で受験できます。
統一試験は、実施されている商工会議所が限られるので、事前に確認しましょう。
東京商工会議所では、2023年から3級と2級はCBT試験のみでの実施となっています。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | 筆記試験 CBT試験 | 年3回 CBT試験は通年 | 3級 40.7% 3級(CBT試験)40.3% 2級 22.9% 2級(CBT試験)39.8% 1級 10.5% ※最新データ |
相続・事業承継に関連する資格
相続・事業承継に関連する資格を紹介します。
相続診断士
相続診断士の資格は、相続の基本的な知識を学び、相続診断ができるようになる資格です。
試験に合格すると、相続診断士協会が主催するセミナーなどで情報をアップデートできます。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | CBT試験 | 通年 | 非公表(合格基準は100点満点中70点) |
行政書士
行政書士は、官公署に提出する書類の代行作成や手続きを代理で行える国家資格です。
相続の分野で言えば、遺言書の作成のサポートや、遺産協議分割書の作成などが行えます。
相続診断士と上級相続診断士の2種類があります。
受験資格 | 試験方式 | 試験日程 | 合格率 |
特になし | 記述式 | 年1回 | 13.98% |
リスクと保険に関連する資格
リスクと保険に関連する資格は、ライフに関連する資格で紹介した公的保険アドバイザーがおすすめです。
民間保険と公的保険の違いをより深く学べるようになります。
保険商品の販売を行う場合は、コンサル力の向上にもつながりますよ。
次に取るべき資格に迷ったら
FP以外の資格にもチャレンジしたいけれど、どれにチャレンジするか決めかねるという方には、簿記がおすすめ。
比較的難易度が低い3級の学習でも、お金の流れがわかるようになりますよ。
また、会社に勤めている方は、資格手当がある資格や、資格取得に補助がある資格を勉強してみるのもおすすめです。
簿記の知識が使われる例
経理処理の問題では、正しい仕訳を選ぶ問題が出題されます。
理屈がわかっていると、解きやすいです。
資格取得におすすめの資格の学校
紹介した資格の中には、取得の難易度が高い資格もあります。
独学で学習するのがむずかしいときは資格の学校がおすすめ。
国家資格は、教育訓練給付金制度の対象になっている資格もあるのでチェックしてみましょう。
詳しい資料請求や無料お試し講座で理解を深めるのがおすすめです。
通学講座がある資格の学校
通学講座と通信講座がある資格の学校は、以下の3つです。
通信講座のみの資格の学校
主な通信講座のみの資格の学校は以下の3つです。
まとめ
今回は、FP6科目に関連する資格を紹介しました。
あらためてまとめると
- NISA取引アドバイザーは2024年10月から開始された新しい資格
- 国家資格は、宅建士、社労士、税理士、行政書士の4つ
- 簿記は、お金の流れの基本がわかるので、おすすめ
FP以外の資格の勉強をすることで、自分の知識に強みがもてるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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