こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。
2023年11月より、FP3級の試験でCBT方式が導入されています。
そもそもCBT方式って何?試験がどう変わるの?対策法は?
今回は、そういった疑問についてまとめました。
CBT方式の試験とは?
CBTとはComputer Based Testingの頭文字を取ったもので、コンピューター(主にパソコン)の画面上で出題・解答が完結する試験方式です。
CBT方式の試験の特徴
CBT方式の試験の特徴を紹介します。
2024年4月からのCBT試験についてはこちらの記事で書いています。
試験日程を自分で選べる
CBT方式の試験は、全国にあるテストセンター(約330会場)で試験が休止期間以外は通年実施されます。
受験日が決まっていた従来の試験と違い、受験日時を自分で選べますよ。
2024年12月27日~2025年1月6日
2025年3月1日~2025年3月31日は休止期間です。
3月は受験ができません。
出題がランダムになる
CBT方式の試験では、受験者ごとに違う問題が出題されます。
パソコンの画面上で、解答が完結するので問題冊子の配布はありません。
FP3級試験のCBT方式の導入スケジュールについて
FP3級の試験は、日本FP協会と金融財政事情研究会(以下、きんざい)で実施されています。
日本FP協会は2024年4月から、CBT方式の試験に移行しました。
きんざいは、2023年11月より紙での試験とCBT方式の試験を並行して実施し、2024年4月にCBT方式に完全移行しました。
2023年度の技能検定3級試験の実施方法に関するお知らせ(きんざい)
FP2級試験のCBT方式への変更は2025年度以降を予定
2023年10月2日に、きんざい・日本FP協会両方の組織から、FP2級試験へのCBT方式導入は2025年度以降を予定していると発表がありました。
CBT方式になって変わること・変わらないこと
FP3級試験が、CBT方式になって変わること・変わらないことを表にまとめました。
従来試験 | CBT方式試験 | |
試験日程 | 1月・5月・9月 | 休止期間以外いつでも |
申込み方法 | WEB・申請書郵送 | WEBのみ |
試験会場 | 受験票に記載の会場 | 全国のテストセンター(選択可) |
受験料 | 学科・実技各4,000円 | 変更なし |
試験方法 | 問題冊子とマークシートで解答 | パソコンの画面で解答 |
試験時間 | 学科120分 実技60分 | 学科90分 実技60分 |
2024年4月からのCBT方式のFP3級試験は、学科試験が120分から90分に短縮されます。
日本FP協会のHPには出題形式、合格基準に変更なし、きんざいのHPにも難易度は変わらないとの記載があります。
11月にFP3級を受験したら、1月のFP2級試験に間に合うかな?
11月試験の合格発表は、12月15日前後で、2級の受験申請期間が2023年11月14日~12月5日となっているので、早くても受験できるのは2024年5月試験になります。
試験の申込みがWEBの専用ページからになる
FP3級のCBT試験は、専用のマイページから申し込みをします。
受験料の支払い方法は、クレジットカード払いとコンビニ払いから選べます。
パソコンの画面上で出題、解答とはどういうことか?
CBT方式での解答方法ですが、きんざいの出題形式には
パソコンに表示される試験問題にマウスやキーボードを使って解答する
とあります。
FP3級は学科、実技ともに解答を選択する出題形式なので、解答の番号をクリックする解答形式が考えられます。
私が受験した実技試験は、すべてクリックで解答を選ぶ方式でした。
パソコンの操作に自信がない方は練習する必要がありそうです。
また、問題冊子の配布がなくなるので、わからなかった問題を試験終了後に確認するのが
難しくなります。
CBT方式の試験対策は?
FP3級CBT方式の試験対策についてです。
テキストで独学する場合
テキストで独学する場合は、CBT体験プログラムが付いているテキストがおすすめです。
みんなが欲しかった!シリーズ
FP3級合格のトリセツシリーズ
スゴい!だけじゃない!!シリーズ
試験範囲は変わらないので、他のテキストでも知識面の対策はできますよ。
通信講座で勉強する場合
通信講座スタディングのFP講座では、CBT方式への移行について公式ホームページで触れられています。
スタディングのFP3級講座は、本番試験のような問題演習をパソコン画面で行えます。
資格試験の予備校で勉強する場合
LEC東京リーガルマインド、資格の学校TACともに、ホームページにFP3級試験のCBT方式導入についてのお知らせが掲載されていますが、2023年6月時点で対策講座はありません。
LEC東京リーガルマインド、資格の学校TACでは、CBT試験対応の講座が開講されています。
資格の大原も、教材・講義がCBT試験に対応しているとお知らせがありました。
まとめ
今回は、FP3級試験のCBT方式の導入について調べました。
あらためてまとめると
- CBT方式とは、テストセンターのコンピューター(パソコン)で完結する試験方式
- 休止期間を除き、通年で試験を受けられる。
- 受験する場所は全国約330か所のテストセンターから選択可能
- 受験料の変更はなし
- 問題冊子の配布がなくなる
- 市販テキストや通信講座で対策ができる
パソコン操作に不安がある方は、試験勉強と並行してパソコン操作の練習もおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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