CFPとFP1級技能士の違いとは?試験内容、受験費用、合格率を比べてみました!

CFP
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こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。

FP2級を取得した後に、CFPを目指すかFP1級を目指すか迷っている方も多いと思います。

そこで、今回はCFPとFP1級のちがいについてまとめました。
試験内容、受験料、合格率について書いています。ぜひ読んでみてください。

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CFPとFP1級の違いとは?

では、CFPとFP1級の違いを見ていきましょう。
まず、大きな違いはCFP民間資格ですが国際的な資格であり、FP1級国家資格であるということです。

試験内容

資格を取得するための試験内容を比べてみます。

CFPは資格審査試験と研修と実務経験の申請が必要

CFPの資格を取得するためのプロセス

  • CFP資格審査試験(金融・不動産・ライフ・リスク・タックス・相続の6課目)に合格
  • CFPエントリー研修の受講、修了
  • 3年以上の実務経験を申請


CFP資格審査試験は、課目ごとにマークシート方式の筆記試験があり、6課目すべてに合格する必要があります。
試験時間は1課目につき2時間です。
1日に3課目試験があり、2週に分けて(1週目、2週目ともに日曜日に)実施されます。
試験の開催回数は6月と11月の年2回実施されます。

CFPエントリー研修はイーラーニングなので、試験対策が必要なのはCFP資格審査試験のみです!

また、CFPはCFP認定者になってからも2年に1回資格の更新をする必要があります。

FP1級は学科試験と実技試験に合格する必要あり

FP1級の資格を取得するためのプロセス

  • 学科試験(基礎編、応用編)に合格 基礎編は4択問題、応用編は記述式問題
  • 学科試験合格後に実技試験に合格


学科試験の内容は、CFP6課目にあたる内容が基礎編と応用編に分けられて出題されます。
基礎編と応用編の試験を同日に2回受験(2時間半ずつ)する仕組みです。
きんざいHPで試験問題を見ることが可能ですよ。

実技試験は、きんざい日本FP協会どちらかを選んで受験することができます。
きんざいで受験する場合の試験内容は、設例課題に沿った面接で、1人につき問題が2題出され、2回面接。
日本FP協会で受験する場合は、記述問題の試験となります。

学科試験の合格には有効期限があります!
合格した学科試験の試験日の属する年度の翌々年度末までに行われる実技試験まで有効です。
2022年度に学科試験に合格したら、2024年の年度末(2025年1月試験)まで受験できます。

受験料はどちらがお得?

次に受験にかかる費用について比べてみます。

CFPの受験料は最低27,500円から

CFPは、CFP資格審査試験に受験料がかかります。
受験料は1課目につき5,500円ですが、2課目以上受験する場合は、2課目目の受験料からは4,400円(1,100円引き)になります。
一度に6課目を受験した場合の受験料は、27,500円となります。

ただし、CFP認定者になると、CFP新規登録料5,000円(初回のみ)と年会費20,000円が毎年かかります。

2024年6月のCFP資格審査試験より受験料が1課目6,600円に値上がりします。
ただし、2課目以上同時受験する場合の受験料は安くなります。

FP1級は最低28,900円から

FP1級の場合、学科試験の受験料は8,900円です。
実技試験の受験料は、きんざいで受験する場合は28,000円日本FP協会で受験する場合は20,000円です。
実技試験を日本FP協会で受験すると、28,900円で受験ができますよ。
受験料は日本FP協会のほうが安いですが、日本FP協会のFP1級実技試験は、9月の年1回しか実施されないので注意が必要です。

きんざいの実技試験は6・9・2月の年3回実施されています

受験資格

CFPとFP1級は受験資格も違います。

CFPの受験資格はAFP認定者であること

CFP資格審査試験を受験するためにはAFP認定者であることが受験要件です。
AFP認定者になるには、FP2級を取得後に、AFP認定研修を受講・終了することが必要です。

FP1級は2級合格者もしくはFP業務実務経験5年以上あること

FP1級の受験資格は以下のようになります。

〇2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験(※)を有する者
〇FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者

※きんざいの場合の実務経験とは・・・
「資産の設計・運用・管理及びこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務等(いわゆるファイナンシャル・プランニング業務)に携わった経験がある者をいいます(「資産」とは金融資産だけでなく、不動産の実物資産も含みます)」(きんざいHPより引用)

試験の合格率

気になるCFPとFP1級の合格率を比較してみました。

CFPの合格率

CFP資格審査試験は6課目を1課目ずつ受験できるので、FP1級の学科と比べるために
6課目一括合格の合格率を調べてみました。
6課目を一度に受けた場合の合格率は10%前後です。
ちなみに、1課目ずつの合格率は概ね30%~40%です。

FP1級の合格率

直近4回のFP1級学科の合格率を調べてみたら、ばらつきがありました。

2022.1月 6.67%
2021.9月 13.03%
2021.5月 20.05%
2021.1月 9.95%

FP1級実技の合格率は、きんざいで85%前後、日本FP協会で93.8%でした。

FP1級学科のばらつきは気になるところ・・・

まとめ

今回はCFPとFP1級のちがいについて解説しました。
表にまとめると以下のようになります。

CFPFP1級
試験内容6課目学科試験(基礎編・応用編)実技試験
受験料27,500円~28,900円~
受験資格AFP認定者2級合格者もしくはFP業務実務経験5年以上の者
合格率10%(6課目一括合格)学科:6%~20%(実施回ごとにばらつきあり)
実技:きんざい 85% FP協会 93.8%
  • CFPは4択問題の資格審査試験6課目合格と、研修の受講・修了、実務経験が必要
  • FP1級学科試験(4択問題と記述式)と実技試験(口頭試問もしくは筆記試験)の合格が必要
  • 受験料の合計はCFPのほうが安いが、CFPは年会費や登録費が別に発生する。
  • CFPAFP認定者になることが受験要件
  • FP1級2級合格(実務経験1年以上)か実務経験5年以上で受験可能
  • 合格率はFP1級学科はばらつきあり。CFP6課目一括合格は10%程度。

ご自身が資格を取る目的や、いつまでに資格を取りたいかに合わせて、どちらの資格を取るかを考えてみてください。
もちろん、両方の資格を取ることも可能です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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