【実技試験ってどんなもの?】FP3級の試験内容について解説します。実際の試験問題も掲載

FP3級
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こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。
ファイナンシャルプランニング技能検定の3級(以下、FP3級)の受験概要を見た時に

「実技試験って何するの?」

と考えた方はいませんか?
この記事では、FP3級の受験内容について解説します。

★この記事でわかること★

  • 学科試験実技試験の違い
  • FP3級の試験方式
  • きんざいと日本FP協会それぞれの合格率
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FP試験の学科試験と実技試験の違い

FP試験の学科試験と実技試験の違いは、問題文と解答の形式にあります。

学科試験は一問一答の基本問題、実技試験は文章を読み解く応用問題といったイメージです。

実技とありますが、実際に試験官の前で何かをするようなことはありません。

学科試験の試験内容

学科試験の問題は、与えられた問題文の内容が正しいかどうかを問う正誤問題と、
問題の空欄に当てはまる語句を3択から選ぶ問題が出されます。

次の各文章((1)~(30))を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っている
ものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい。

労働者災害補償保険の適用を受ける労働者には、1週間の所定労働時間が20時間未
満のアルバイトやパートタイマーは含まれない。

日本FP協会実施2022年9月FP3級学科試験問題より(https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/files/g3_202209_q.pdf)

次の各文章((31)~(60))の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選び、その番号を解答用紙にマークしなさい。

国民年金の付加年金の額は、65歳から老齢基礎年金を受給する場合、( )に付
加保険料に係る保険料納付済期間の月数を乗じて得た額である。
1) 200円
2) 300円
3) 400円

日本FP協会実施2022年9月FP3級学科試験問題より(https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/files/g3_202209_q.pdf)

実技試験の試験内容

実技試験の問題は、より具体的な出題となっていて、与えられた資料を読み解く問題が多いです。
解答の形式は学科試験と同じで、正誤問題と3択問題です。

保険証券の読み取りや、建築に関する土地面積を求める問題も出題されます。

不動産の取得・保有に係る税金について、下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

税の種類登録免許税不動産取得税固定資産税
課税主体( ア )******
納税義務者登記を受ける者不動産の取得者毎年( イ )現在の
固定資産の所有者
課税標準***( ウ )***

※問題作成の都合上、一部を「***」としている。
1.(ア)国 (イ)4月1日 (ウ)固定資産税評価額
2.(ア)国 (イ)1月1日 (ウ)固定資産税評価額
3.(ア)都道府県 (イ)1月1日 (ウ)相続税評価 

日本FP協会実施2022年9月FP3級実技試験問題より(https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/files/j3_202209_q.pdf)

FP3級の試験内容は?

FP3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定3級)は、
日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会(以下、きんざい)で試験が実施される国家資格です。
合格すると、3級ファイナンシャル・プランニング技能士を称することができます。

FP3級の試験内容は?

FP3級は以下の6つの分野から出題されます。

  1. ライフプランニングと資金計画
    ライフプランの作成に関わってくる年金や社会保険について
  2. リスク管理
    生命保険・損害保険などについて
  3. 金融資産運用
    金融商品の内容や運用方法について
  4. タックスプランニング
    税金の種類や課税について
  5. 不動産
    不動産に関わる法律や計算など
  6. 相続・事業承継
    相続財産の計算や仕組みについて

お金に関わる知識がまんべんなく出題されます

FP3級はどんな試験方式?

FP3級の試験方式について解説します。

2024年度からはパソコンを使ったCBT試験方式

FP3級の試験は、学科試験、実技試験ともにマークシート方式で回答していましたが、
2024年度からはテストセンターでパソコンを使って行うCBT方式試験になりました。

FP試験には一部合格制度がある

FP3級と2級の試験には、一部合格制度があり、学科試験もしくは、実技試験のどちらか一方に合格した場合は、
次回の受験の時に合格した試験が免除されます。

一部合格には期限があるので注意が必要です。

FP3級の合格基準

FP3級の合格基準は、以下のようになります。

きんざい:学科試験が60点満点で36点以上、実技試験が50点満点で30点以上
日本FP協会:学科試験が60点満点で36点以上、実技試験が100点満点で60点以上

※学科試験は、きんざい、日本FP協会ともに60問ですが、
実技試験は、きんざいが15問(1問3点or4点
日本FP協会が20問(1問5点)の出題となっています。

合格率はきんざいで50%ほど、日本FP協会で80%ほどですが、
実施回でばらつきがあります。

まとめ

今回はFP3級の試験内容について解説しました。
あらためてまとめると

  • お金に関する問題を6つの分野から出題
  • 2024年度からはパソコンを使ったCBT方式で出題
  • 問題は正誤問題か三択問題
  • 学科試験と実技試験に分かれていて、一部合格制度がある
  • 実技試験は資料が与えられる問題も出る
  • 合格率はきんざいで50%ほど、日本FP協会で80%ほどだが、実施回でばらつきあり。

問題を見た感じだと、実技試験のほうが難しく感じますが、基礎的な知識をおさえていれば
解くことができますよ。
なるべく多くの過去問をマスターすると安心です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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