2024年からはどうなる?今から始められる?ジュニアNISAをわかりやすく解説します

NISA・iDeCo
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こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。
2年後の2024年1月からNISAの制度が変わります。
そのうちのひとつに2023年末でジュニアNISA制度が終了!というものがあります。

ジュニアNISAが終了すると運用していた資産はどうなるのでしょうか?
・今からジュニアNISAを始めることは可能?

このような疑問を解消します。

子どものためのお金を貯金だけじゃなく、運用で増やしたりできないかなー

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ジュニアNISAとは


ジュニアNISAは2023年末(2023年12月)までの制度です。
口座を開設できるのは2023年まで、ジュニアNISAを利用した投資も2023年末までとなっています。
そのほかのジュニアNISAの特徴は以下のようになります。

  • 口座が開設できるのは未成年者
  • 非課税投資枠は年間80万円まで
  • 非課税期間は5年間
  • 18歳までは資産の払い出しができない

口座を開設できるのは未成年者

ジュニアNISAの口座が開設できるのは、未成年者に限られます。
2022年4月より18歳から成人となったので、口座が開設できるのは0~17歳の方です。
口座開設者本人の二親等内の親族(両親や祖父母)が運用管理者として投資判断などを代行することができます。

※両親や祖父母は運用管理者として投資の代行はできますが、あくまでも口座名義人本人のための投資であるため、ジュニアNISA口座へ入金されるお金は、口座名義人本人(子どもや孫)の銀行口座から払われる必要があります。
そのため、事前に資金を口座名義人本人の口座へ移しておく必要があります。
⇒参考:日本証券業協会HP ジュニアNISAに関するよくある質問 Q27

非課税投資枠は年間80万円まで、非課税期間は5年間

ジュニアNISAの非課税投資枠は年間80万円までで、投資した年から5年間は運用した利益に税金がかかりません。
買うことができる金融商品はNISAと同じ、上場株式や投資信託などです。

5年経過したあとは、払い出し制限付き課税口座※へ移すか、新規の投資枠に移して(ロールオーバー)非課税期間を延ばすかができました(2018年投資分まで)。

※ジュニアNISAは18歳まで払い出しできないルールがあるので、非課税期間が終わっても課税口座で18歳まで資産を持ち続けないといけません。

ジュニアNISAが終了する2023年末まで5年を切っている現在(2022年7月)に、ジュニアNISAを利用して投資を始めた場合どうなるかはこちら

18歳まで資産の払い出しができない

一般のNISAと違うジュニアNISAだけの特徴として18歳まで資産を払い出しできないことがあります。
災害等のやむを得ない理由以外で、18歳になる前にジュニアNISAの資産を払い出す場合、
今まで非課税で扱われていた利益にも、さかのぼって約20%の税金がかかります。

しかし、2023年末でジュニアNISAが終了することで、2024年以降は18歳になる前でも非課税で払い出しができるようになります。
ただし、その場合はすべての資産を一括で払い出すことになります。

今(2022年)はまだ、18歳になる前にジュニアNISAの資産を払い出すと税金がかかります。

【シミュレーション】2022年からジュニアNISAをはじめたらどうなる?

我が家には5歳の子どもがいるのですが、ジュニアNISA口座は未開設です。

もし、今からジュニアNISA口座を開設するならどうなるかをシミュレーションしてみたいと思います!

2022年ジュニアNISA口座開設 いくら投資できる?

2022年にジュニアNISA口座を開設した場合、ジュニアNISA口座を利用して投資できる限度額は
2022年の非課税投資枠80万円と2023年の非課税投資枠80万円の合計160万円までです。

2024年以降の非課税期間終了後のとりあつかいは?

ジュニアNISAの制度が2024年以降も続いていれば、2022年の6年後の2028年の非課税投資枠に資産を移して(ロールオーバー)、非課税期間を延長することができました。
しかし、2024年以降は新規の非課税投資枠がありません。

非課税期間が終わった資産はどうなるかというと、継続管理勘定という場所に移されます。
継続管理勘定に資産がある間は引き続き非課税での運用ができます。
継続管理勘定は、新規の投資はできませんが、資産を売却することはできます。

ジュニアNISAの2024年以降の取り扱い解説図解
引用:金融庁HP(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/point/index.html)

2024年からのジュニアNISAの資産はどうなる?

2023年末でジュニアNISAの制度は終了しますが、すぐにジュニアNISAで運用していた資産が運用できなくなるわけではありません。
ジュニアNISAの制度が終了で大きく変わるのは
18歳までの払い出し制限がなくなるということです。

5歳の子どもの名義で今年からジュニアNISA口座を開設して、資産運用をして
13歳の中学入学のときに、まとまったお金を引き出したい!となったとします。
今までだと、18歳になる前に払い出すジュニアNISAの資産は課税されて引き出すことになりましたが、
2024年以降なら非課税で資産を払い出すことができます。

ただし、資産の一部払い出しはできず、全額の払い出しのみです。そして、ジュニアNISA口座はなくなります。

途中で払い出さずに18歳まで資産を運用していた場合

18歳までは、継続管理勘定に資産がある間は引き続き非課税での運用ができます。
その後は、課税口座に移して引き続き運用するか、NISA口座(新NISA口座)を開設すれば、そちらに移行して運用することができます。

2024年以降は、運用を続けても、払い出すことにしても税金がかからないので、少し気が楽ですね。

まとめ

今回はジュニアNISAについて調べました。
改めてまとめると

  • ジュニアNISAの制度は2023年12月で終了
  • 口座が開設できるのは0~17歳まで(2022年現在)
  • 非課税投資枠は年間80万円までで、非課税期間は5年間
  • 2023年12月末までは、18歳まで資産の払い出しができない
    (払い出す場合は、約20%の税金がかかる)
  • 2024年以降は、非課税期間が終了した資産は継続管理勘定で非課税で運用できる
  • 2024年以降は、18歳になる前でも非課税で資産を払い出せる(ただし一括払いのみ)

今からジュニアNISAを始めるとしたら2年間で160万円まで非課税で資産運用ができますよ。
その後の取り扱いも、以前よりも柔軟になっているので対象のお子さんがいる方は検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました!

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