こんばんは!FP勉強ラボのゆうです。
2024年度からFP3級の試験の方法が、テストセンターで受験するCBT方式に変わります。
FP試験の主催団体である金融財政事情研究会(以下、きんざい)は、2023年11月からCBT方式の試験を、現行の紙での試験と並行して実施します。
日本FP協会は2024年4月よりCBT方式に移行予定です。
今回は、きんざいのCBT方式の試験について、申込方法や、注意点をまとめました。
CBT方式のFP3級試験の受験レポートはこちら
きんざいCBT方式試験の申込み方法について
まずは、きんざいのCBT方式試験の申込み方法について解説します。
受験申請の受付は2023年10月1日(日)から開始
きんざいのFP3級のCBT方式試験は、2023年10月1日(日)より受験申請の受付が開始されます。
実際に、受験ができるのは2023年11月1日(水)からです。
まずはマイページを作成する
CBT方式でFP3級の受験申し込みをする場合、まずはCBT方式試験のマイページを作る必要があります。
今まで、きんざいのHPからインターネットでFP試験の申込みをしていた方も
改めてCBT方式試験のマイページを作る必要があります。
マイページは、技能検定CBT受験システムページより作成できます。
ページ中央あたりのCBT受験申込ボタンをクリックして必要事項を入力します。※
- メールアドレス
- 任意のログインIDとパスワード(考えておくとスムーズに進められます)
マイページ作成の流れは
- メールアドレスを登録する
- 登録アドレス宛てに届いた登録用URLから必要項目を入力する。
- マイページ登録完了!
登録する主な必要項目
・ログインID
・パスワード
・氏名・生年月日・住所・連絡先
※氏名・生年月日は試験当日の本人確認に使うので間違えないように注意!
マイページから受験申し込みをする
作成したマイページから受験申し込みができます。
団体申込みの場合も、マイページから受験申し込みをしますが、個人申込みと手順が違う場合があるので、団体申込みの担当者の指示に従いましょう。
ここでは、個人で申し込む場合の手順を説明します。
- ログインID(マイページ作成時に決めたもの)
- パスワード(マイページ作成時に決めたもの)
- クレジットカード(クレジットカード支払いをする場合)
画面の指示に従って、受験科目を選択し、氏名の漢字を確認します。
ここで入力した漢字で合格証が作成されるので、間違えがないようにしましょう。
そのあとに、受験日時と受験会場を選択します。
参考:全国テストセンター一覧
受験日は、申込日の3日後以降の日付を予約できます。
例)11月1日に申し込みをする場合、11月4日からの日付を選べる。
![](https://i0.wp.com/kurashi-to-okane.com/wp-content/uploads/2022/05/6b2eeabee96865bbf70cdc1192482744.png?resize=150%2C150&ssl=1)
受験したい日の3日前までの申込みが必要です!
次に支払い方法の選択をします。
支払い方法は、クレジットカード払いとコンビニ払いが選べます。
クレジットカード払いの場合は、カード番号等を入力します。
これで、受験申し込みは完了です。
受験票は発行されません。
CBT方式試験の受験当日の流れ
受験時に本人確認がある
受験当日は、予約したテストセンターで試験を受験します。
本人確認があるので、本人確認書類を忘れないようにしましょう。
CBT方式試験の受験後の流れ
合格発表は受験月の翌月15日
CBT方式の試験では、受験月の翌月15日に合格発表があり、合格証が発送されます。
試験結果はマイページから確認できます。
合否は受験月の翌月15日ですが、自分の点数は受験後すぐに確認可能です。
11月にCBT方式で3級を受験した場合の合格発表は12月15日ごろ。
2024年1月のFP2級の受験申請期間は2023年11月14日~12月5日で、11月受験の合格発表の前なので、早くてもFP2級が受験できるのは、2024年5月試験になります。
CBT方式試験の特徴と注意点
CBT方式試験の特徴と注意点を紹介します。
試験日の3日前までは試験日の変更が可能
CBT方式試験では、試験日の3日前までなら試験日の変更が何度でもできます。
受験科目の変更はできません。
試験日の3日前までなら、試験日の変更が何度でもできるのがCBT試験の特徴ですが、2024年4月1日より学科試験の試験時間が120分から90分に短縮されるため、2024年2月29日までの受検日で申し込みをした場合、学科・実技の両方の試験について、4月1日以降に会場・日時の変更を行うことはできません。
合格発表前は次回の受験申請ができない
CBT方式の試験は通年で何回でも受験できますが、合格発表前は同一科目の次回の受験申請ができません。
![](https://i0.wp.com/kurashi-to-okane.com/wp-content/uploads/2023/08/1692262873137.png?resize=150%2C150&ssl=1)
受験後すぐの得点確認で不合格がわかっていても、すぐに受験し直すことはできないです。
学科試験と実技試験を別日に受験することができる
CBT方式の試験では、学科試験と実技試験を別日に受験することができます。
別々の月に受験するのもOK。
例)学科を10月20日、実技を12月10日に受験
ただし、後に受験する科目の申請時点で、前に受験した科目に合格している場合は、申込時に免除申請手続きをする必要があります。
![](https://i0.wp.com/kurashi-to-okane.com/wp-content/uploads/2022/05/6b2eeabee96865bbf70cdc1192482744.png?resize=150%2C150&ssl=1)
受験申請時に、一部合格番号の入力をします。
後に受験する科目の試験日は、前に受験した科目の合格発表前の日程に設定することも可能です。
参照:技能検定CBT Q&A Q28~Q30
2024年4月の試験から学科の試験時間が90分に
今年度内にCBT方式で受験する場合、学科試験の試験時間は従来と同じ120分となっていますが、
2024年度からは90分に短縮されると発表されています。
過去問の取り扱いはどうなる?
従来の試験の場合、問題冊子は持ち帰りができ、過去問はきんざいのホームページで公開されていました。
しかし、CBT方式の試験の場合、パソコンで試験が完結するので、問題を持ち帰ることができません。
CBT方式試験の過去問については、年1回サンプル問題・模範解答が公開されることになっています。
参照:技能検定CBT Q&A Q12・Q13
近くにテストセンターがない場合はどうする?
最寄りにテストセンターがない地区は、激変緩和措置として毎年5月に紙による試験を行う予定となっています。
★激変緩和措置の対象予定地区★
苫小牧市、気仙沼市、横手市、豊岡市、米子市、浜田市、隠岐、呉市、三原市、三次市、岩国市、新居浜市、諫早市、壱岐市、対馬市、新上五島町、五島市、鹿屋市、薩摩川内市、種子島、奄美市、名護市(22地区)
参照:技能検定CBT Q&A Q33~Q35
まとめ
今回は、2023年11月より実施される、きんざいでのCBT方式のFP3級試験についてまとめました。
あらためると
- CBT方式試験の受験申請開始は2023年10月1日(日)、受験開始は2023年11月1日(水)から
- 受験申し込みは、マイページを作成して申し込みをする
- 受験票はなく、試験当日は本人確認がある
- 受験月の翌月15日に合格発表
- 学科試験と実技試験を別日に受験できる
- 過去問は、年1回サンプル問題・模範解答が公開される予定
試験の難易度は変わらないとなっていますが、試験方式が大幅に変わるので、テストセンターの試験に不安がある方は早めの対策が必要だと思います。
学科試験と実技試験を別日に受験できるで、自分のペースに合った受験スケジュールが組めるのはいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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